4月29日、予定どおり発表会を開催いたしました。午前中、私との連弾がホールの方針でNGになったので、キーボードで連弾することになり、そのバランスをみながらリハーサルを行いました。
名簿を作成し、来場者全員の手指消毒、検温、客席は半数以下、演奏中もずっとホールの扉を開けて換気をして感染対策をしました。演奏時もマスク着用。集合写真なし。演奏時だけは、カメラマンに写真をお願いして、マスク着用もあとから振り返れば、今の時期が想い出になるのかも。
第1部はソロの部。今回ステージデビューの子が7人。他の教室から移ってきて、私の教室の発表会が初めての子が3人。教室に新しい風を吹き込んでくれました。年長さんのHちゃんがトップバッターを見事に飾り、みんなその波に乗って、本番が1番いいと思う演奏をしました。2回のリハーサルの時は、大丈夫かな~と思う演奏が多かったのですが、みんなうまい具合に本番にピークを持ってきました。すごいなぁ、子供たちの力って。
後半の中高生も育ってきて、みんな立派な演奏です。名曲を見事に自分のものにしていました。
第2部は前半が連弾です。今回、親子連弾と兄弟姉妹連弾が多かったので、1台のピアノで連弾できた子もたくさんいてよかったです。お母さんと音楽が共有できる幸せはきっと一生の思い出になることでしょう。兄弟姉妹連弾も、お家ではケンカしながらもみんな楽しめた様子です。
後半はポピュラーのソロです。みんな知っている曲も多く、会場が一体となった雰囲気に。初めての企画でしたが、新鮮でよかったなぁと思います。
演奏が終わって、表彰式です。ピアノを継続して頑張っていることを表彰します。今回は5年継続表彰5人、8年2人、10年1人でした。なんでも継続することは大変ですが、継続すればするだけ、世界が広がっていきます。
ピティナステップの継続表彰も行いました。前回の発表会から表彰されたことがある子が対象です。5回10回と表彰された子がいました。続けて練習すること、数多くのステージを経験することの大切さを、小さい子たちの親御さんも感じ取っていただけたのではないかと思います。
今回開催するにあたり、司会を長瀬里子先生にお願いしました。きれいなお声で、発表会が上品な雰囲気になりました。足台設置をお願いした真砂圭子先生。いつもお手伝いして下さって、打ち合わせなしで、的確に動いて下さいます。私が忘れていることもおふたりが全部フォローして下さいました。
ホールのスタッフの方も、急なお願いにもかかわらず大変親切にして下さって、またこのホールで発表会ができたらなと思いました。スタンウェイのピアノも普段楽器庫で管理されていて、とてもいい状態で弾きやすかったです。
開催中止も考えましたが、ピアノの発表会で出演者全員の都合を合わせようと思ったら、意外と日にちは1年の中に何日もないものです。学校行事や中高生の定期試験を避けると限られてしまいます。ホールの予約を取るのも、数か月通ってやっと取れたということもしばしばで本当に大変なんです。中止にしたら、次できるのは1年半後になってしまうかもしれない。でも、子供たちはステージで育っていくし、友達やお兄さんお姉さんの演奏を聴いて未来を作っていくので、どうしても開催したかったのです。
今回の発表会が子供たちの大切な思い出の1ページになりますように。